休眠しなかったバラ
今年は暖冬のせいでほとんどのバラは休眠しませんでした。休眠期に入ったのは3種くらいでしょうか。
例年であれば、1月から2月に葉を落として静かに春を待つ休眠期に入りますが、今年は寒さが足りなかったようで、葉を青々と茂らせたまま、まるで冬を忘れたかのように成長を続けていました。
調べれば、バラを強制的に休眠させる方法として、花を切り、葉を全部むしり取る、といった方法があるようですが、あまりにも葉が青々と茂っていたのでそれも憚られ、気がつけば時間だけが過ぎて3月半ばになってしまいました。
一年間走り続けてきたバラたちは、休む間もなくまた新たな一年を猛ダッシュで走り始めている、そんな状況です。
次から次へと蕾が…。

休眠期に入らなかったことで、強剪定は行わず。古い枝を落として新しい枝に更新していく作業を進めたかった株もありましたが、今年はそのままに。
例年より背の高いまま始まる春のシーズン。休眠をしなかったことで、バラの体力が十分に回復できていないのではないかという不安。観察を続けながら、試行錯誤を繰り返していくしかありません。しっかり見守っていかねば…。
このまま地球の温暖化が進めば、今後もバラが休眠しない年は増えていくかもしれませんね。