イチジクの収穫がピークを迎えるも害虫被害
気が付けばもう9月半ば。9月の第一週にして南カリフォルニアに今夏一番の熱波がやってきて、先週から猛暑が続いています。
私の住む地域では一昨日の105℉(40.5℃)が最高記録でした。今日はやっと100℉(37.8℃)以下になりましたが、庭の植物たちはこの暑さに悲鳴を上げています。夏の陽射しに強いはずのカンナさえ葉が焼けてしまいました。明日からは80℉台になる予報なので、ひとまず猛暑も落ち着きそうです。
この時期、カリフォルニアでは山火事を憂慮するのは毎年のことですが、今回の熱波で案の定、あちこちで山火事が勃発し大気質警報も出されています。実際、生活圏内でもいま山火事が燃え広がっている地域があり心配です。カリフォルニアに住んでいる限り、山火事は他人事ではありませんね。
さて、イチジクの収穫が始まってかれこれ数週間経ちますが、いまピークを迎えています。通常、7月の終わりごろから8月にかけてがピークなのですが、今年は一ヶ月ほど遅れています。
しかし今年のイチジク、ブラック・ミッションの出来はひどいもので、毎日がっかりの連続。
見た目は素晴らしいのに、いざ半分に切ると、中心の部分が黒くなっていて、ひどいものはカビが生えていたりするのです。収穫した7~8割が廃棄という残念な状況です。
調べたところ、どうやらアザミウマ類の害虫被害だと思われます。イチジクの果頂部にある内部に通じる穴から侵入するので、外観はきれいなのに内部は腐敗しているんですね。
対策としては殺虫剤が一番手っ取り早いのでしょうけど、これまでずっと無農薬でやってきているし、なんとか農薬を使わない方法を探ってみたいと思います。
そんな状況下で、今年から収穫できるようになった淡い色のイチジク、ブラウンターキーはリスに食べられる以外に被害はなく、毎日安定した収穫ができて本当に助かっています。